手や腕の筋負担の軽減を考えて設計された、エルゴノミクス(人間工学)ハンドルを採用。
より握りやすく、疲れにくくなった手動さく乳器。

リニューアルしたピジョンさく乳器 母乳アシスト®手動では、どんな手の大きさのお母さまでも握りやすいポジションでハンドルの操作を行えるように、ハンドルの位置を回転して調整できる機能を加えました。また、ハンドルの位置を調節できることで筋肉の負担が軽減することを、筋電図実験を用いて確かめています。
手と腕の筋負担比較
千葉大学 下村義弘教授監修のもと、筋電図を用いた人間工学的な手法により、手動さく乳器を操作する際に使われる主要な3つの筋 (総指伸筋・拇指球筋・浅指屈筋) の筋負担を調べました。
手動さく乳器操作時に使う主要な3つの筋肉
- 総指伸筋第2~5指を伸展する。手関節を背屈し、維持する。
- 拇指球筋第1指を屈曲する。
- 浅指屈筋第2~5指を屈曲する。手関節を掌屈し、維持する。

1他社品との比較

ハンドルを回転させない条件下において自社品は、3つの主要な筋負担すべてで、他社品と比べて有意に低い結果となりました。
- ※20~30代の女性9名、さく乳動作タスク時の右上肢筋電位測定値に基づく筋活動(%MVE)推定値を示す。
- ※ハンドルが回転する商品の場合、ハンドルがさく乳口に対して直線状に位置する基準角度(0°)での測定値。
- ※千葉大学 下村義弘 教授監修のもと、ピジョン調べ。
2最適なハンドルの角度

ハンドルを22.8°回転させた条件において、ハンドルを握るときに使う拇指球筋、および、ハンドルを戻し、手関節の姿勢維持に機能する総指伸筋の筋活動(%MVE)推定値は、従来品に比べ有意に低下しました。
なお、ハンドルを握るときに機能する浅指屈筋の筋活動(%MVE)推定値には有意差はありませんでした。
- ※20~30代の女性9名、さく乳動作タスク時の右上肢筋電位測定値に基づく筋活動(%MVE)推定値を示す。
- ※ハンドルの角度は、手と腕の全体の筋活動が最小になる角度の推定値を示す。(右図)
- ※新商品の筋活動(%MVE)推定値は、右図のハンドル角度での値を示す。
- ※千葉大学 下村義弘 教授監修のもと、ピジョン調べ。
- ※最適なハンドル位置には、個人差があります。
