
セミナー詳細
■CLoCMiP® レベルⅢ認証研修 (部門:マタニティケア能力 必須研修項目:妊娠期の栄養)妊娠期の栄養~妊娠前及び妊娠中の栄養こそが児出生後の疾病リスクを決める~(新しいDOHaD説を知ろう)

担当講師:福岡 秀興 先生
福島県立医科大学特任教授/千葉大学予防医学研究センター客員教授/日本DOHaD学会名誉理事長(産婦人科医)
昭和48年東京大学医学部卒。東京大学産婦人科学講座助手、米国ワシントン大学医学部薬理学教室リサーチアソシエイト、
香川医科大学講師、東京大学大学院医学系研究科助教授を経て、早稲田大学理工学術院総合研究所研究院教授、2019
年より福島県立医科大学特任教授、現在に至る。DOHaD説の視点から、次世代の健康を確保するために、妊娠中や思
春期の分子栄養学を含めた栄養の問題に取り組んでいる。
内容
本研修は、「CLoCMiP®(助産実践能力習熟段階)レベルⅢ」の認証申請に活用可能として承認された研修です。
受講終了後、アンケートに回答された助産師の方へ、申請に必要な研修修了証を発行いたします。
人間の健康と疾病リスクを決める時期は、一生のうち細胞分裂が最も盛んで大切な臓器が作られる胎児と乳幼児の時期です。この期間の栄養を含めた妊婦さん、褥婦さん、出生児の管理は想像以上に重要です。「小さく産んで大きく育てる」ことが良いと、今なお一部では根強く言われていると風聞します。これほど生活習慣病をつくる危険な考え方はありません。新しいDOHaD説は注目されており、これからの周産期医学の基本的な考え方を大きく変えていきつつあります。日本の低出生体重児頻度は先進工業国中で異常に高い状況が続いており、生活習慣病が多発していく事が危惧されています。これは何としても防がねばなりません。それは十分可能な事も明らかとなってきました。周産期に直接携わる私たちの責任は想像以上に高く、責任も重いものがあります。その基本と妊婦管理を新しい知見を含めて一緒に考えていきたいと思います。
■目的
・妊産褥婦の食生活の現状を理解する。 ・妊娠期から出産に向けた身体づくりの重要性について理解する。
・日本人の食事摂取基準2020について理解する。 ・食育の重要性を認識した保健指導やケアを理解し、実践する。
・対象が行動変容をおこす支援を理解し、行う。 ・継続評価をおこなう必要性を理解し、実践する。
■学習内容
1)著しく栄養の不足した妊婦栄養の現状
・ 現代社会における食生活、特に女性の栄養不足の現状 ・健康日本21、健やか親子21、エコチル等のデータ説明
2)妊娠前から、妊娠中・出産に向けた栄養・運動・身体づくりの重要性
・ 妊娠期の身体的変化、分娩時及び産後・子育てに必要な心身の準備 ・妊娠期の体重増加について
・ 不足しがちな栄養について ・DOHaD説を理解する ・低出生体重児と生活習慣病発症リスクとその予防
3)妊娠前、妊娠中から授乳期に必要な栄養と食事
・ 日本人の食事摂取基準2020について ・エネルギーとバランス、微量元素の著しく不足した妊婦栄養
・ 栄養不足(あるいは過剰摂取)、栄養補助食品につい
・ 妊娠前、妊娠中、産褥および乳幼児の食育についての説明(望ましい食生活)
4)一生を通じた行動変容を促すために必要なケア及び介入評価~継続評価及び介入指導~
・ 行動変容を促すケア ・ケアの継続及び介入指導評価(ライフコース全体を理解する) ・事例の紹介
対象
■主な対象者
助産師 ※他医療従事者の方もお申し込みいただけます。但し研修修了証の発行はありません。
各回100名様先着順 ※定員になり次第、申込受付を終了いたします。
受講料
3,000円(税込)
お知らせ・注意事項
Zoomウェビナー配信(ライブ配信のみ)となりますので、事前にZoomのアプリをインストールし、必ず視聴確認をお願いします。
Zoom操作や視聴のサポートは出来兼ねますのでご了承ください。
開催日時 | セミナー名 | 受付状況 | 申し込み |
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